コラムColumn

司法試験の合格発表がありました。

先日、平成29年度司法試験合格者の発表がありました。本年度は、5967人が受験し、1543人が合格するという結果になり、合格者数としては新体制の司法試験(新司法試験と呼ばれています)に完全移行してから過去最低の人数となりました。

ここ数年の合格者数は、平成27年度が1850人、平成28年度が1583人と減少傾向にありますが、これはそもそも司法試験の受験者数が年々減ってきていることにも原因があるのではないでしょうか。

 

数年前、私自身も霞ヶ関にある法務省へ合格発表を見に行きましたが、やはり発表の直前は何とも言えない緊張感が漂っていました。当然ながら、その場にいる全員が合格する訳ではありませんので、合格に歓喜する人や、悔しい思いをする人など様々な光景を目の当たりにしました。

 

司法試験を受験し、裁判官や検察官、弁護士といった法曹を志望する若者が年々減っている状況の中で、来年こそはと司法試験に挑戦し続ける方々もいます。受験生にとって司法試験はとても厳しく非情な制度ですが、夢に向かって努力し続けることは決して無駄にはならないと思います。

この記事を書いた人

東京弁護士会所属
大塚和樹 Kazuki Otsuka
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