近況報告Recent report

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先日,「裁判員裁判時代における非裁判員裁判事件の弁護活動」という研修を午前10時頃から午後4時半頃まで受講しました。講師は,東電OL殺人事件などで再審無罪を獲得し,司法研修所の刑事弁護教官も務める神山啓史弁護士です。被疑者段階から被告人段階にわたって,洗練された刑事弁護人としての対応や技術,心構えなどを実演形式で学びました。

現在,非裁判員裁判事件においては,検察官が提出した多くの捜査記録が重視され,書面(調書)を裁判官が後でじっくり検討するという「書面(調書)中心主義」が採用される傾向にあります。しかし,神山弁護士を始めとする刑事弁護人の大家は,非裁判員裁判事件においても,裁判員裁判のように,法廷でのやり取りが重視される「公判中心主義」に基づく弁護活動を行うべきと強く主張されています。今後,非裁判員裁判事件において,弁護人の法廷での振る舞い方が変わっていくかもしれません。

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